夫の1日

夫が育休に入ってからよく聞かれること、「1日どういう風に過ごしているんですか?」。やっぱりどんな生活を送るのかイメージしにくいし、1日の流れは興味深いらしい。ということで、夫のとある1日を洗い出してみた。これから育休を取ろうかなと検討している人の参考に慣ればいいな。


8:00 起床
これは2歳の上の子が起きる時間。一緒にベッドを出る。

8:30 朝食準備
本当に簡単にだけど、グラノーラやヨーグルト、フルーツの切ったのなどを盛りつけてくれる。

9:00 朝食スタート
家族4人揃っていただきます。

9:30 朝食終了、後片づけ
食器まで片づけるのが夫の分担。その間、わたしは下の子の授乳や、上の子の着替えなど。子どもたちのスキンケアのため保湿剤を塗ったり。

10:00 自分の身支度開始
ヒゲを剃ったり、髪を整えたり。夫はここに結構時間がかかるタイプ。

11:00 昼食は何にしようかと考えたり。
主婦の皆さんには共感してもらえるだろうけど、朝ごはんが終わってから昼ごはんの準備を始めるまでのスパンってとても短い。この時間、わたしは掃除していることが多い。

12:00 昼食準備
お昼も夫が準備してくれることが多い。子どもにおにぎりを握ったり、わたしにはうどんやパスタを茹でてくれたり。簡単なものだけれど、毎日準備するのはとても大変だ。ありがたい! 

12:30 昼食スタート
ここも家族4人揃っていただきます。 

13:00 昼食後片づけ

13:30 お出かけ準備
平日、何も予定がなく天気が良ければ、上の子を公園に連れて行くことが多い。ストライダーやボールを持って、電動自転車に子どもを乗せて、自宅から自転車で数分の公園へ。外遊び着に着替えさせ、持ち物を準備し…これがなかなか時間がかかる。

14:00 子どもと公園
長い日は2時間ほども公園遊びに付き合わされることになる。それもなかなか帰りたがらず、冬の寒い間は苦行…。

16:00 帰宅 

16:30 ほっと一息
夕食の事を考えながらちょっと休憩、オヤツタイム。この間わたしは上の子のお昼寝寝かしつけへ。

17:00 夕食の支度スタート
夕食は、夫が準備をすることもあれば、わたしが準備することもある。夕食準備がわたしの場合、夫は子どもの相手をしていることが多い。(絵本を読んだり、身体をダイナミックに使った遊びなど)

18:30 夕食スタート
1日3食、家族揃って食卓を囲めるのはとても幸せな事だと思う。

19:30 夕食の後片づけ
後片づけは夫にお任せ。手が荒れるからと言って、ゴム手袋をつけて皿洗いをしている。同時にお風呂準備。

20:00 お風呂
子どもをお風呂に入れるのは夫の担当。先に夫1人で入浴し、諸々準備を整えてから下の子→上の子の順番でお風呂に入れる。 わたしは下の子の受取とスキンケア、授乳のため、上の子のスキンケアなどは夫にお願いする事になる。ドライヤーや歯磨きも。

21:00 子どもの相手
わたしが入浴している間、子どもの面倒を見ている。上の子と絵本を読んだり、下の子が泣くのをあやしたり。うちの子ども達は宵っぱりなので、この時間には到底寝てくれない…。

22:00 寝かしつけ
この時間になってようやく寝室へ向かってくれる。最近は上の子もすっかりパパの寝かしつけに慣れてくれたらしく、「パパと寝る?ママと寝る?」と聞くと、「パパと寝る!」と答えることが多い。わたしは下の子の寝かしつけなど。

23:30 夫就寝
上の子と一緒に寝落ちしてしまうことも多いが、寝落ちしなかったとしても24:00前には就寝。わたしにはもちろん、夫にも夜勤が待っているので。

27:00 夜勤
下の子はまだまだ2〜3時間おきに起きる。授乳やおむつ交換が必要だ。わたしは23:00頃〜26:00頃までを担当、夫は27:00頃〜明朝6時頃までを担当して、泣いたら起きるようなシフト制を組んでいる。この時はミルクをお願いしているので、飲ませて、オムツを交換して、下の子が眠るまでひたすらユラユラ揺れたりして寝かしつけてもらっている。


ざっと書き起こすとこんな感じ。1日中忙しく家事育児をしている。・・・あれ?わたしめちゃくちゃラクしてない?と思われるかもしれないが、断じてそんなことはない。ここには出てこない家事、例えば洗濯やお風呂掃除などはわたしが担当。もちろん、夫の担当家事でもここに書かれないものは色々ある(ごみ出しとかね)。

家事って本当に多岐に渡り、事の大小あれど膨大な量のタスクがあるのだ。世の中のワンオペのお母さん達はこれを全て一人で担っていると思うと、本当に頭の下がる思い。とにかくめちゃくちゃ忙しい。家事だけでなく、これに乳幼児が付いてくると、1日の中で自分の時間なんてそうそう持てるものでもない。ちょっとゆっくりコーヒーを飲むなんて以ての外、お手洗いに行きたい時に自由に行くことすらままならないほど。

働いている人と、家事育児を担っている人、どっちが大変でラクか、という話をしたいワケではなくて、どちらも大変だし比べるようなものじゃないと思っている。夫も育休を取って、家事育児中心の1日を送るようになり、初めて実感と共に「大変だよね」ということを理解できた、と話していた。

そんなこんなで、子どもが小さくて手のかかる時期に夫が育休を取って、家事育児の一部分を担ってくれるということは妻からすると非常に助かる。物理的に人手が必要だから。産後の体調の安定しない時期に家に居て、出来る限りの家事育児を担うということは、妻と子どもへの一番の愛情表現ではないだろうか。